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■感染症について
人工股関節後の感染はおよそ1%といわれております。

人工股関節後の感染症として、体のほかの場所から血管やリンパ管を通して発症する場合があります。
その場所は尿路(腎、尿管、膀胱、尿道など)、歯周病、皮膚の傷、膿瘍(オデキなど)、その他、です。
細菌によって起こった病気の原因菌が流れて人工股関節の周囲についてしまうわけです。

ちなみに細菌以外では稀に真菌で発症する場合もあります。
インフルエンザはウイルスですので人工股関節には問題ありません(ただしインフルエンザに合併している細菌感染は可能性あり)。

人工股関節感染の一般的な症状は「痛み」です。ほかに、発熱、排膿(膿が皮膚から出る)があります。症状が無い場合もあります。

細菌感染が疑われる風邪や虫歯は放置せず専門医の治療を受けることです。
担当医には 人工股関節がはいっていることを知らせるのも良いでしょう



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■身体障害者手帳について
<問い>
障害者手帳の申請は手術を受ける前にもできますか?

<先生のお答え>
手術を受ける前にも可能です。

ただし、変形性股関節症があるから身体障害者になるのではなくて、病気によって股関節の障害(筋力低下、関節可動域の低下など)があった場合にはじめて適応になります。
したがって、障害者判定資格をもつ医師の診察を受け意見書に記入してもらうことになります。

お尋ねの件に関してはお近くの整形外科病院・診療所に障害者判定資格をもつ医師が在籍するかどうかを確認の上、診察をうけるといいでしょう。



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■手術前後の「喫煙」「飲酒」について
<問い>
手術前後の「喫煙」「飲酒」の習慣は、自己血貯血、人工股関節手術にどのような影響がありますか。

<先生のお答え>
「喫煙者」の人工股関節のゆるみは、非喫煙者に比べ4.5倍というアメリカの報告があります。
「飲酒」と人工股関節手術との関係、「喫煙」「飲酒」と自己血貯血の関係は調べた範囲ではありませんでした。


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■石部先生への質問コーナー
 歯の治療について。
@虫歯の治療
A前歯の差し歯の検討
(神経が抜いてある七年前)
B親知らずの抜歯
オペ後にインプラント(差し歯)はなるべくしない方がいいと聞きました。
どの治療を優先していったら いいのかと
<回答>
すべての治療を受けていただいて問題ありません。



 事務職で、一日中座りっぱなしでいます。
おかげさまで会社復帰もして仕事をしているのですが、事務職ですので一日中座りっぱなしでいます。
最近座っていると、手術した方のお尻の骨が痛くなって座っていられなくなります。
筋力不足かなと思いますが、一人であれこれ思い込んでも良くないので、先生に伺ってみた方が早いと思いまして
<回答>
痛い時はときどき立って歩くなどして同じ姿勢を避けてください。
手術した側の臀部の筋肉がやせているので(術前の痛みのため筋萎縮が起こったため)、長時間の座位が辛いのかもしれません。



 「ゆるみ」の自覚症状について。
定期的に検診に伺ってますが、「ユガミ」が心配です
自覚症状はありますか
<回答>
おそらく「ゆるみ」のことをお尋ねになっていると思いますが、初期のゆるみでは症状がほとんどありません。



 術後の股関節の痛みについて。
術後2回目の冬ですが、寒くなって来て、股関節が少し痛みます。
先輩方から、冷えると痛むと聞いてはいたのですが、心配ないのでしょうか?
カイロを当てておけば、軽減はします。
<回答>
心配ありません。



 術後の趣味について。
術後2年です。知り合いに、趣味でフラダンスをやってる人と、和太鼓をやってる人がいます。
どちらの方も、大腿の筋肉がすごいので、私も股関節のために、どちらか始めてみようと思うのですが、支障はないでしょうか?
<回答>
脱臼しやすくなる危険な姿勢をとらないように行ってください。



 術後の歩行について。
昨年の5月に手術していただきました。
今はいくら歩いても痛みは全くありませんが、どんなに長い距離を歩いても構わないのでしょうか?
<回答>
痛みがでない範囲での歩行をおすすめします。





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