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〜 その4:手術後の入院生活 と 退院 〜

“手術後の入院生活と退院”
<2月19日(木)〜3月2日(月)>
手術後は、先輩のみなさんのおっしゃるとおり、本当に1日1日、朝よりも昼、昼よりも夕方と体力がついて回復していく実感がありました。
骨に1.5センチのひびという私は、手術翌日は右足に体重の半分だけかけて歩行器で歩き、翌日には、2本杖になって1階のリハビリルームでリハビリに励むことになりました。

痛み止めや腫れ止めの薬を飲んでいるし、年配者だけかもしれないけれど、座薬ももらって、リハビリは日に日に効果が現れました。
先生の毎日の回診でその後の治療計画が示され、一緒にまわっている看護師長さんやリハビリの先生が即実行されます。
この先生と治療スタッフの連携と一体感の確実さ。とても安心して過ごせました。実際は覚悟より速いリハビリペースに驚いたりしましたが、このやり方がすべての人に有効に働く様子を見て、先生のホームページである程度分かっていたことだけど、感動の連続でした。

点滴やフットポンプ(血栓予防の機械)は4日間で終わり、たまたまだろうけど3日後にはシャワー浴もあり、薬は飲み続けるけれど後は、CTやエコー、レントゲン検査などで経過を確かめながら、退院までの毎日をリハビリの日々として過ごしていたと思います。

退院直前、先生がワイヤーは一生このままで大丈夫とおっしゃって、完全にくっつくには3ヶ月かかるのだろうけど、きっとひびのことは忘れるだろうと思いました。
リハビリの先生に、ドジよりもおっちょこちょいの方が危ないと注意されたことを肝に銘じて、調子に乗らないようにしなければ。
退院指導として帰宅後の暮らし方をリハビリの先生からも、担当看護師さんからも指導され、まだ、独り立ちの覚悟もできていないのにと思いながら、あっという間に退院の日が来てしまった感じです。

退院時、杖は1本でも2本でもどちらでも好きな方をと言われ、退院前にしばらく1本杖で歩いて自信をつけて帰ってきました。

1ヶ月検診までは入院時と同じ生活、自宅療養を、と言われています。調子に乗らずに、リハビリをがんばって、3ヶ月経ったときに杖が取れて、何でも好きなことができるように、夢ではない望みをもって励みます。

ひびに関して書くのは、不安を感じる人もいらっしゃるかもしれないと思いましたが、私自身は、先生がきちんと処置してくださると信じて、全然不安を感じなかったし、実際にその後何の不調も現れていません。
先生も、手術実績に毎年数字を挙げておられます。昨年の428例中の2例(0.5%)は大きな数字とは言えないでしょう。
本年末に挙げられる手術実績の中の骨折1例は私のことですね。
ただの数字じゃなく手術のおかげで元気に歩きまわれるようになる生身の人間として記憶していただければうれしいです。