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〜 その2:オペ2日目〜退院まで〜

オペ2日後、リハビリ開始。
とってもかわいいイケメン先生がいますよ〜!お楽しみ?に。
イケメンさんは「ちっちゃい先生」もうひと方は「おっきい先生」と私たちは勝手に呼んでいました。
ちっちゃい先生はソフトでやさしく〜って感じで、おっきい先生はあまり笑顔はないけど、シッカリと確実に指導してくれるって感じました。

リハビリ前に痛み止めの座薬を入れてからする方もいました。
私には必要なかったです。ストレッチはかえって気持ち良いくらいでした。
1日20分程度だけです。

初シャワーは監視指導付。
後ろに立ってずっと見ていられるので、何か落ち着かず、そそくさと終えてしまいましたが、 翌日からは独りで入っても良いというOKが出ました。
コインランドリーは浴室の隣室にありますが、小振りの家庭用洗濯機と乾燥機が各1台しかありません。 これも増やしてほしいですよね〜。
洗濯機100円と、乾燥機は量にもよりますが、2サイクル200円入れないと、 シッカリ乾かないようですよ。

同室の 岐阜から来られていた方が退院されました。
次に42歳の女性が入室。全員で「若〜い!」と一言、口を揃えてしまいました(^_^;) みんな明るくて朗らかな方達ばかり。オープンハートなルームメイトって感じです。 なので、カーテンはいつもこの部屋だけは開けっ放しで〜す。

しかし、朝の回診時。
同日オペメンバーが、ドクターに「何だかコリコリ音がするんですけど」 という事でレントゲンを撮った結果、なんと再手術ということに。
全員言葉を無くしました。スーパードクターでもこんな事があるんだねって、ため息。 本人、堪えながらも涙止まらず。


オペ3日後、
「あ、そだ!鬱血したところがどんなだか、写真撮りたいんですけど」 参考資料にご協力願いました。
ということで、ウッワ〜〜〜!スゴッ!とか言いながらこの写真が出来ました。 オペ足というか、オペ尻はもうみんなバスケットボールのようにパンパンに腫れ上がっております。
私のはなぜか飛び火型でして、傷口の辺りと太ももを飛ばして膝の裏から足先までモロモロと。退院後は足の指まで鬱血しましたね〜。


(※写真は本人承諾分のみ)



この日、移植組は松葉杖で、ノーマルタイプはステッキ歩行開始。
病院食はイマイチだけど、みんなで食べれば怖くない? 差し入れを分けていただいたりもして、結構美味しい物、珍しい物もよばれましたよ〜。 食堂では別室の方々もご一緒です。
両足が悪くて今回+半年後にもう片足って方や、 オペ後数年で脱臼して再入院という方も。 思わず箸が止まり、瞬間硬直してしまいましたが(◎-◎;)

脱臼の再入院の方はお二人いらっしゃいました。 固定装具をはめて、約3ヶ月の入院だそうです。ウムム....(×_×)

スケジュールの中に、血栓防止のため?足のエアポンプを1日3時間します。
その間ベッドからは動けません。貧血がひどくて1日6時間の方もいました。
私は「ポンプ拘束」と呼んでいましたら、 看護士さんに「拘束ではなく治療です」と正されました。ノージョークね(^_^;)

それにしてもみんな貧血がすごくて、お互いの顔を見合わせながら
「私たち、日に日に顔色が白くなって具合悪くなってるよね〜」
「そだね、ゾンビ集団だよね」
同じ病状であるからこそブラックジョークが飛び交っても笑えるのであ ります。

薬の副作用でド貧血になります。多かれ少なかれほぼ全員。
それに肝臓の数値もUPして悪くなります。ま、これは薬の副作用 であるということで、原因も分かっているので、その投与していた薬 (お腹に朝晩お注射するのですが、どうもそれみたいですよ)が終了して、 日数が経過すれば元に戻るようです。 中には治療が必要なくらい悪くなる方もいないわけではないようですが。

薬の副作用でド貧血になります。多かれ少なかれほぼ全員。
それに肝臓の数値もUPして悪くなります。ま、これは薬の副作用であるということで、 原因も分かっているので、その投与していた薬 (お腹に朝晩お注射するのですが、どうもそれみたいですよ)が終了して、 日数が経過すれば元に戻るようです。
中には治療が必要なくらい悪くなる方もいないわけではないようですが。

あ〜!私は傷の痛みは無いのに、なぜか点滴をこぼされたり、注射針の失敗によって「痛っ!」 というのが何度もありました。これで不公平是正か???

そう言えば、ある日突然、慰問びとが!
その方は両足オペされたとかで、 ツバ広のお帽子が良くお似合いのスラリとしたスタイルの良いベッピンさんでした。 たぶん1年?検診で来られて、小笠原ホテルにも立ち寄られたようです。

我ら6人部屋のメインストリートの花道を 歩幅90cmもあろうかと思えるくらい 颯爽とモデルウオークし、ターンして 「皆さん大丈夫ですからね〜〜〜!どうかリハビリをがんばってください!じゃあね〜!」と、満面の笑顔で手を振りながら去っていったオペ先輩がいました。

突然の事に、全員貧血真っ白顔で「スゴイ!」と拍手し、 その後、今のは幻か???ア然ボーゼンとして、しばらく言葉が出なかった事がありましたっけ。
あんな風になれるのかな〜?半信半疑ではありますが、微妙な希望がチラつきました。

それから......血栓予防の白い強圧ハイソックスを買うように言われます。
サイズを測ってくれて、看護士さんに頼めば買ってきてくれます。 これは両足分ですが、オペ後の足には足の付け根までの長いタイプも買います。 オペ後はかなり腫れ上がるので、その長い靴下がズリ落ちてくると、 腫れが引いてきた目安となるようです。 私の場合はオペ後6日でズリ落ちてきました。 値段は各2,000円くらいだっけか???ごめんなさい、忘れました。

しかし、1ヶ月は履き続けなきゃいけないということなのに、 なんでこんなブアッツイ白なんだろ??? 入院中はしかたないにしても。 ということで、退院後、私は市販のものを買い直して履いています。

ところで、再手術の女性は当初軽傷だったため、表面置換型人工股関節を入れたらしいのですが、やはりレントゲンで見るとズレていたようなんです(×_×) 詳しくは分かりませんが、私には。 で、二度目は私と同じ標準型置換型人工股関節にされたようです。 一時はどうなることかと思いましたが、彼女の「人間力」もあって、 その後の快復成長率はすばらしく、笑顔と朗らかな笑い声が病室に戻ってきました。 「これでみんなと一緒になった!」私達、サイボーグシスタ〜〜〜ズ!

※性格も大きく治癒力に影響すると思いますね〜!「病は気から」まったくもって。

さて、「今日は朝の回診とリハビリとシャワーだけ」といったシンプルなスケジュールをこなし、堅いベッドに眠れぬ夜の徘徊などしながら、指折り数えて退院を待つといった日々ですね、後は。

そりゃそうと、高額医療制度のお陰さまさま〜〜!って思います。
ドクターの高度なスキルが高額なのはあったり前ですが、 そのハイレベルな処置をこの制度のおかげでとてもお安く受けられるということです。 この病気の方が大勢いるからかもしれませんが、保険対象で本当に助かりました。 跳び箱ベットの6人部屋なので、差額ベッド代もかからず、何ともリーズナブルでありました。 ホッ!





次は 〜その3:退院帰宅後〜1ヶ月検診〜