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   〜 その2:貯血と術前検査の一日 〜

私は初診が、
  H19年3月帯広の関西病院、右手術が6月、左手術が12月でした。
  H19年11月での、小笠原クリニック札幌病院と外来プラザでの様子を書きま
  す。
私の場合の体験なので、病状・受診や入院時期・手術形式・術後の経過など
  により、個人差がある事を踏まえて、お読みください。


1.外来プラザでの様子
 朝9時前に外来プラザに到着。受付後、まもなく検査が始まり、9時40分位で
 終了。
レントゲン検査 胸部(正面)、股関節(正面、横)、腰椎(硬膜外麻酔のため)CT(股関節から膝位まで撮りました)
肺機能検査 鼻栓をして、紙パイプをくわえ、検査技師さんの掛け声どおりに「吸ってぇ〜、吐いてぇ〜、吸ってぇ〜、はい!ずーっと最後まで吐いてぇ〜」etc.
1回目の手術の検査より「上手になったね」とほめられて、にっこり。
心電図検査 すぐ終わりました。
血液検査 処置室で、採血。採血管が6本位ありました。
尿検査 外来に到着後、尿検査があるとは知らず、ついトイレに行ってしまった私。トイレに行きたい時は、看護師に一言声かけを。

石部先生の診察〜10時頃、先生から手術の説明を受けて、書類に署名。


2.石部先生と話したこと
私の場合、左は20代の時に、二度の自骨手術をしています。
骨頭のすぐ下辺りを切って傾きを変えているため、ちょうど人工関節を入れるために切る位置と微妙に重なるらしい。
加えて、数回の手術をしているため、股関節周囲の筋肉が硬くなっていることが
考えられるなどの状況から、脚長差をそろえるのは難しいと言われました。

先生の前で「そうですか・・・」とがっかりする私。
でもすぐに「痛みがなくなれば・・・」と、いじっこく自分を納得させる私でしたぁ。

それでも、先生は2センチ位の脚長差が残っても、
 関節の可動域が改善されることや、
 筋力をつけること、
 骨盤の動きなどで、
ほとんど生活上では、脚長差を感じないで、生活できるようになります

と、励ましてくれました。


3.私の脚長差と補高について
私は、人工股関節置換術を受ける前は、左が短くて、約2.5センチの脚長差があり、2センチの足底板を靴の中に入れて使用していました。

6月に右を手術した後は、約3.5センチの脚長差になり、入院中にPTさんと相談して、足底板を注文して使い始めました。
室内では、3センチの足底板を、室内履きに入れて使用。

退院後、地元の整形外科を受診して職場で履く靴を作りました。
(病院にきている装具屋で、既製品の介護用靴を、改良してもらい使用しました。踵部分を、靴の中で2センチ上げて、靴底を踵からつま先まで1センチ補高。
つま先の靴底も上げないと、足の拇指に負担がかかり、外反母趾が悪化しそうでした。)

私は、右の手術から左の手術まで約半年間でしたが、仕事や家事など立ち作業による負担を軽減するため、補高する事を選択しました。

費用は、足底板は、一個2000円。
介護用の靴は改良代も含めて約8000円
でした。

靴は、仕事中ずっと履いていましたから、半年でよれよれになり、十分金額に見合った働きをしてくれました。
もちろん、補高ばかりに頼りすぎずに、基本の筋トレは頑張って続けました。(笑)


4.貯血について
朝のうちに採血した血液の検査結果が出るまで、しばし外来で待ち、11時頃、
血液検査の結果が出て、石部先生が確認。

無事問題なく、貯血のために、外来プラザから本院へ移動。病院の車で送迎してくれました。
昼食時間が重なるため「昼食とか買い物があれば、コンビニに寄りますよ」と、聞いてくれます

看護師さんの案内で3階の病棟へ行き、病室の空きベットに横になり、
貯血開始。

片腕に貯血の針。反対の腕には、点滴の針が入るので、しばし、おとなしくしていたら、私は両腕を動かすことなく、口をあけて居眠りをしてしまいました
(連日、寝不足だったからだわん!と、言い訳)

午後2時前に、点滴が終わり、
ナースステーションに「手術の時はよろしく!」と挨拶し、一日の予定を終えました。会計時に貧血の薬が出ました。

私の入院中には、初診の方や貯血にいらした足友さんがお話を聞かせてくださ
  いと、寄ってくれました。
  (もちろん初対面!なのに、同じ患者同士、すぐ話がはずんで、とても楽しかった
  です。)

  これから、受診される方は、手術や入院の様子を見たり聞いたりするのも
  良いかと思います。
  遠慮なく声をかけてみてはいかがでしょうか。



5.会計
外来プラザでは、11,400円。本院では、薬代を含めて4,310円になりました。






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