患者の声

※患者さまの写真につきましては、ご本人の了承を得て掲載しております。

T.H.様からの声

Ⅰ 変形股関節症の診断から石部基実先生に辿り着くまで
平成3年夏頃、左下肢がまるで鉛のようにだるく感じるようになったのが最初でした。
○○療法やカイロプラクティックなどの民間療法そして接骨院、整形外科の病院、最後に股関節において当時、第一人者である大学病院のN先生を紹介されました。
N先生から手術すれば三ヶ月入院。輸血も必要。そしてその後、車椅子と松葉杖の生活を数ヶ月と説明を受けました。他の治療方法を尋ねましたところ「水泳で十年は持つかも」との回答を頂き、早速プールに入会しました。N医師のおっしゃる通り数ヶ月で痛みも、だるさもなくなり、以前と全く同じように、卓球もテニスも出来るほど普通の生活が戻りました。正直、変形性股関節症のことを忘れておりました。そのうちプールも行かなくなりました。

平成16年頃だったと思いますが、ズボンの着脱時、片足で立位が保てず何かにもたれて着替えるようになりました。最初はあまり気にも留めませんでしたが、今思えばこの時から二度目の変形性股関節症との戦いが始まったのだと思います。
平成18年頃から跛行が見られるようになり、靴の中に足低板を入れて様子を見ました。
その後、二年間位はそれなりに仕事も日常生活も何とかこなせました。
平成20年の春頃から、五分ぐらいの屋外歩行も辛くなり外出を控えるようになりました。夜も痛みの為に目が覚め寝返りも打てない状態になりました。股関節を無意識にかばっているようで腰や肩も痛くなり、以前診察していただいた接骨院に通う毎日となりました。

そのような状態でしたが、職場の理解や協力の下で引き続き勤めさせていただきました。仕事が続けられた事は私にとって精神的安定になりました。職場に大変感謝しております。
ただ手術となりますと三ヶ月の休職と思っていましたので、職場に迷惑をかけるようになる事、経済的にもどうしたら良いものかと悩んでおりました。

そんな時、書店で偶然、人工股関節術の名医として二人の先生のお名前を知りました。すぐインターネットで石部基実先生を調べました。ラッキーな事に平成20年6月25日東京の浜松町で石部先生の講演が予定されており締め切り直前の時でした。早速申し込みました。

もうこの時点で石部先生に手術をお願いしよう。手術をしようと決意しておりました。
講演先では先生の話は勿論のこと、お人柄も含め確信。講演後の患者会の方々との交流。
会館を出た後もコーヒーを飲みながら術後の皆様からの情報をいただき、天にも昇る思いで帰宅した事を今でも覚えております。

Ⅱ 手術までの痛みや不安を支えてくださった石部先生と患者会の方々
そのように気持ちは固まったはずなのに乙女心のように揺れ動く日々が訪れました。
手術を受けられるまで、この痛みに耐えられるだろうか? 仕事は続けられるだろうか?日常生活動作の急激な制限、経済的には・・・などなど不安な気持ちが正直ありました。

しかしその都度、石部先生や患者会の方にメールをさせて頂きアドバイスを頂きました。
石部先生には何度も何度も長々と手術に対する迷いの気持ちや具体的な症状をお話させていただき的確なアドバイスを頂きました。お忙しい中、本当に申し訳なく思いましたが、大変心強く今でも感謝の気持ちでいっぱいです。本当に有難うございました。

また、患者会の体験談の方々にメールをさせて頂き、痛みを分かち合って頂きました。
とても勇気付けられました。痛みを共有していただけるという事がとても励みになった事を忘れません。有難うございました。

Ⅲ 人工股関節置換術(左股関節)の体験報告
初診は札幌でしたが手術は東京の病院で行う事になりました。前日まで仕事をしました。石部先生を信頼しておりましたので、手術に関しては全く不安はありませんでした。

入院当日は二人の子供に付き添ってもらい入院手続きを行い、夜はぐっすり眠りました。手術当日の午後1時。石部先生の回診を受け午後1時30分手術室に向かいましたが手術は一分で終わったと感じるぐらい何の不安も痛みもありませんでした。

入院生活とリハビリについても全く問題なく順調すぎるくらいに経過いたしました。
理学療法士さん達のすばらしい技量と指導と大変手厚いスケジュールを組んでくださり、感謝・感謝・感謝の入院生活でした。
石部先生の手術と術後のリハビリの連携で二週間での退院と復職を可能として頂きました。勿論、痛みは全くありませんでした。

石部基実先生と武蔵野陽和会病院の皆様に心から感謝を申し上げます。

Ⅳ 退院後の一ヶ月経過
退院当日の午後には職場に退院報告を済ませ二週間ぶりに自宅に戻りました。
次の日は娘の運転で午前10時ごろから午後6時ぐらいまでショッピングをしました。
更に次の日は職場復帰いたしました。(石部先生には許可をもらっていませんでしたが・・・)
勿論、杖を突いていましたが、時には杖を忘れそうになるくらいでした。
それほどすばらしい手術とリハビリだと言う事だと思います。
一ヶ月検診まで杖を突くよう指示がありましたが三週間目頃は杖を突くと逆に不安定な感じとなり突かなくなりました。ただし一ヶ月検診時は杖をもって伺いました。(御免なさい)

Ⅴ 一年検診を終えて
昨年11月12日一年検診の為、石部クリニックに参りました。検診の結果は問題なく「右側も今のところ進行しておりません。二年後の検診で良いでしょう」と、ただし筋力が術後一ヶ月と比べると落ちているとの事。歩く事と筋力は別問題のようです。
つい痛みがなく調子に乗って筋トレをさぼっておりました。
しかしながら、歩くことが楽しくて楽しくて仕事も家事も休日も忙しく動きっぱなしです。
歩くたび「感謝。感謝。石部先生、有難うございます」とニヤニヤしております。
歩くことがこんなに素晴らしい事なんて病気をしなければ気がつかなかったと思います。
私の職場は体の不自由な方が多いところですので病気の辛さは理解していたつもりでしたが・・・・・・自分自身の病気が進行して初めて言いようのない不自由さや痛み、不安、それらからもたらせるストレスなど様々な痛みを知りました。

病気が決して良かったとは申しませんが、病気を通して学ぶ事が多く小さな事でも満足や感謝する事が出来るようになりました。嫌なことがあっても、痛みから解放された日々を思うと大したことではなくなるから不思議です。年末の大掃除も楽々スイスイでした。
この一年、痛みから解放され「痛みのない日常生活を満喫」しております。

Ⅵ 信頼している先生に手術をして頂く事が様々な問題を解決

距離・・・
先生への信頼が「札幌 ⇔ 埼玉の距離」は問題ではなくなりました。
いつでもご相談が出来ましたので近医であり、かかりつけ医そのものでした。
経済・・・
診察・入院・退院後の検診が札幌だと経済的に躊躇するかもしれませんが、
入院期間二週間。事務系の職業であれば退院後、早い段階の復職可能で解決。
手術・・・
身体にメスを入れる事を長年躊躇していた私でしたが、信頼している先生に執刀して頂く事が決定した時から様々な不安等はすべて解消しました。

身体的にも精神的にも経済的にも、この選択は正解でした。
信頼できる先生に手術をして頂く事が一番大切な事だと改めて実感いたしました。
何より石部基実先生に巡り合えた事が一番ラッキーな事です。本当に有難うございました。
そして理学療法士さん、患者会の皆様、ありがとうございました。

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