患者の声

※患者さまの写真につきましては、ご本人の了承を得て掲載しております。

菅谷順子様からの声

早いもので昨年九月に手術してもうすぐいちねんになろうとしています。
今はただ石部先生に手術していただいたこと、本当によかったと思い感謝しております。
実は先生のホームページに出会うまでは一生手術はしないと心に決めていました。

最初に足が痛くなったのはもう25年以上も前のことです。足の付け根が時々痛むので近くの整形外科を受診しましたが、そのとき初めて両足とも臼蓋形成不全といわれ、どうすれば直りますか?と先生にお尋ねすると、「これは先天性で自然には治りません。将来は手術しかないですね」といわれショックをうけました。
しかし私も若かったので、それからは水泳をしたり整骨院に通ったりしながら我慢できないほどではなく何とか過ごしてきました。台所に立つことも大好きでそれほど気にかけてなく旅行をしたり、たち仕事も普通にできておりました。ところが6年ほど前、孫が生まれ孫の世話などをしていたら、だんだんと付け根の痛みがひどくなり手術の前はひざのほうまで痛くなり、寝ていても痛むようになりました。

とうとう杖を突くようになり50メートル歩くのも大変で、ネットでいろいろしらべているうちに石部先生のホームページにたどりつき、それからは一年以上かけて毎日毎日患者様の体験談を読み返し、これしかないと思うようになりました。そして偶然同県の大分の方を見つけメールをし、色々と手術のことをお聞きし、お会いすることができ私も手術の決心がつきました。
「九州でも手術のできる病院はたくさんあるのに、なぜ北海道まで?」と、よく友人に言われましたが、手術の傷が小さくできる(MISナビゲーションシステム)ということが一番の決め手でした。
初診で先生にお会いしたときも私の想像通りの先生でした。先生に「右足はもう末期ですね。どうされますか?」の問いに、即「手術をお願いします。」と答えることができました。

2012年3月2日に初診、8月に貯血、8月31日に入院、9月3日に手術、11日に退院、手術からなんと8日目の退院でした。
手術の日は手術室に入ってから腰に注射された後は何も覚えていません。注射もぜんぜん痛くなく目覚めたときは病室のベッドでした。先生の回診があり、「大丈夫ですよ、無事に終わりましたよ。」と声をかけていただき、先生の顔を見たら安心しました。が、その夜はとてもつらく両足がまったく上がらない状態で、次の日からのリハビリに足が動くようになるのかどうか不安でした。しかし日に日によくなっていくのがわかり、あっという間の入院生活でした。
入院中は北海道でもまだまだ暑く、真駒内の駅付近で熊が出没したということがあったり、同室の人とおしゃべりをしてまったく退屈はしませんでした。退院して帰ってからも傷跡が心配でしたが足の痛みは消え、三ヶ月は杖を離さないようにいわれていましたが、家の中ではだんだん杖が要らなくなり一ヶ月検診のときも杖は飾りのようになっていました。無事に検診も終わりその後は車の運転もできるようになり本当にあの痛かったときのことがうそのようです。

入院中のことや入院の準備のことなど、すべて患者の会の方の体験談どうりでとても参考になりありがたかったです。
今はもう小走りできるほどよくなり足に人工股関節が入っていることを忘れそうになるくらいです。でも忘れないようにしています。最近は足の運動もさぼりがちですが、またがんばって訓練しなくてはと思っております。
この5月にはハウステンボスにバラを見に行ってきましたが、結構園内を歩き回ったと思います。
6月にはベトナム旅行に出かけ、普通に歩けるようになり楽しい旅行ができました。今は反対側の足が初期ということで少々心配ですが、まだ大丈夫ですので、もっともっと色々なところへでかけていきたいと思っています
今まだ手術をすることで迷われている方もたくさんいると思いますが、大丈夫ですよ、先生を信頼して一歩を踏み出してください。
最後に石部先生、またスタッフの方々 本当にお世話になりありがとうございました。

菅谷順子
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