患者の声

※患者さまの写真につきましては、ご本人の了承を得て掲載しております。

広瀬澄子様からの声

私は2012年4月に左足、10月に右足を手術した  広瀬 澄子(66才)です。
幼少時より両側の股関節の脱臼により両下肢の長さが普通の人より5cm以上も短く、長時間歩行時には痛みが伴うため痛み止めの薬が必要でした。
旅行などに参加した際は他のツアー客と同じ行動が出来ないため主人と別行動、この時も何時も痛み止めが手放せない日々を送っていました。
地元の整形外科や大学病院と約17年間診察を行っていましたが、ある時NTT東日本札幌病院時代の石部基実先生のテレビ放映を拝見し『この先生に私の全てを任したい』と考えましたが、私達夫婦の両親の病気などにより先延ばしとなってしまい改めてネットで調べた所石部先生ご自身で開院と知り直ぐに電話での予約、約11ヶ月後に初診、二回の貯血、手術を順調に終える事が出来ました。

わたしの場合、股関節が脱臼しているのでそのまま人工股関節を設置すると色々な合併症が起こるため大腿骨を一部切除する必要がありました。
手術後は今迄の悪いクセを修正する為の腰から足首までの装具を三ヶ月間着けての生活は本当に手術を行った人でしか経験出来ない事でした。
最初に左側を手術したので、手術前の右側と比べて左が長く、家の中でも右足に4、5cmの足底板付きのサンダルを履き、外出時はスニーカーの中に足底板を入れて左右のバランスをとる為、杖は手放す事が出来ませんでした、しかしどんな時でも私を支えてくれたのはやはり石部先生のお言葉、リハビリの先生方の応援、そして家族達がいたため頑張る事が出来感謝の気持ちでいっぱいです。
左側から半年後の右側の手術の後は自分でもビックリする位、足の長さが揃い段差の無い靴の生活が待っていました。退院後のリハビリも日々良くなっていくのが楽しく苦しい事を忘れさせてくれました。
また、手術後によって5cmも背を高くして頂き視界も変わり毎日楽しく過ごしています。
今思うと、3ヶ月間の装具装着も懐かしく感じており、今はお陰様で股関節の痛みも無く楽しく過ごしています。術後一年検診では足友との久し振りの再会、石部先生とのお話しと、とっても楽しい時間を過ごせました。

私の夢でもありました、股関節を治す事が出来た事を両親への墓参り報告をする事が出来ました。
今は趣味であるトールペイント?ブリザーブドフラワー教室へ真っ直ぐ歩いて通う生活を行えるまでになり、それぞれのお友達も両手を広げて迎え入れて頂き涙でした。
今も1.5kgの重りを着けてリハビリを行っています。

掲載した写真は去年の旅行での写真です。

主人に言わせると久し振りの笑顔が撮れたとの事、それと手術前はいつも写真に写っている姿は必ずどっちかに傾いていました。それが手術後は真っ直ぐ立てたこと、痛みから解放された事がこんなにも素晴らしいことと思いました。
これからも色々な人との出会いを大切にし、人生をエンジョイしながら生活していきます。
石部先生、本当に心から感謝しております。有難うございました。
今年(2014年)の10月に再検診にお伺いするのを今から楽しみにしております。
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