患者の声

※患者さまの写真につきましては、ご本人の了承を得て掲載しております。

畠中千晶様(和歌山県在住)からの声

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23歳の頃、急に股関節が痛み、腰がくだけるように歩けなくなりました。
その時はすぐに回復して、一体何が起こったのか、と思うくらいだったのですが、2回目に同じような症状が出た時に、これはそのままにしてはいけないと思いました。
整形外科を受診して、股関節形成不全症と告げられました。
手術以外に、治る方法はないと言われました。
それでも、最初はそんなに症状がでることもなく、スキーやテニスを今まで通り、やれていました。
骨盤骨切り術というのを勧められましたが、とてつもなく大きな手術に感じ、今 動けているのに、6カ月も動けなくなるなんて、考えられませんでした。
なんとか、ごまかしながら生活を続けていましたが、段々と状態は悪くなり、極め付けは、双子を妊娠したことでした。
出産を終えてからは益々痛みが強くなりました。
近くの整形外科では、やはり手術を勧められ、片方3ヶ月ずつの入院が必要と言われました。小さな双子を抱えて、無理な話でした。
そんな時、友人がテレビの番組を観たらしく、「1週間で治してくれるらしいで~、いつまでも痛い痛い言うてやんと、早よ治して、子供と走り回りなぁ」と石部先生を教えてくれました。
早速お電話をさせていただきましたが、さすがは神の手と言われるほどの先生です。
診察を受けるまでに約1年、待ちましたぁ...やっと診察していただき、
「手術しましょう。両方同時にできますよ」と...先生はいとも簡単に言ってのけました。
両方同時に...考えてもいませんでした。
両方同時に切ってしまって、もう一度立てるようになるのだろうか...
リハビリは大変じゃないだろうか...
自分に耐えられるだろうか...
やっぱり別々にやった方がいいんじゃないか...
とか、たくさん考えて、たくさん迷いましたが、痛いことは一度でいいと お願いすることにしました。
先生の自信に満ちた穏やかなお顔を拝見していると、どんな不安もなくなります。
それからまた1年...
脚の状態は益々悪くなり、杖を使わないと歩けないほどでした。
大好きなお買い物もなかなかできなくなっていました。
そして、やっとやっと、手術の順番が来ました。
手術が終わると、「畠中さん、最速記録ですよ」と、笑いながらおっしゃいました。
たった1時間半で、私の長年の悩みを取り去ってくださったのです。
流石に手術の日は、両脚を切っているので、寝返りもうてず、少し苦しい思いもしましたが、次の日には立つことができ、そのまた次の日には、歩くことができました。
同期の方々と励ましあいながら、リハビリできたので、入院中もとても楽しくすごせました。
毎日のリハビリで、着実に歩く距離が延び、速くなっていきました。
片方だけを手術した方と変わらず、同じように回復して、同じように退院できました。
退院の日は空港で、カウンターまで歩いて行けましたよ(もちろん杖をついてですが...)
家に帰ってからは、家族の協力も必要でしたが、1ヶ月もたつころには、杖を忘れるほどでした。
3ヶ月がたった頃、痛みが出ることがあり、不安になって、お電話すると、すぐに診察してくださいました。
結局、筋トレ不足で痛みが出ただけでした。
そして、手術前はひょこたん ひょこたんと頭を左右に振りながら、歩いていたのが(それがとてもイヤでした)、今では、ヒールのある靴を履いても、まっすぐ歩けるようになりました。
今年は20数年ぶりに、スキーもできました。
先生には感謝してもしきれません。
本当にありがとうございました。
毎回の検診時に足友さんと、北海道のあちこちへ旅行に行くのが楽しみです。
次回はラベンダーの咲く頃、先生にお会い出来るのを楽しみにしています。

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