患者の声

※患者さまの写真につきましては、ご本人の了承を得て掲載しております。

森 孝子様からの声

私は、京都に住んでいる54才の主婦です。
日の経つのは早いもので、昨年10月に左足の人工股関節手術(MIS法)を終えてから、3ヶ月が過ぎました。股関節の痛みは全くなく、毎日決められたリハビリをのんびりとこなしています。
前年に、同じ病状の姉が地元京都の総合病院で手術を行いました。
一週間の絶対安静、退院日の予定も不明なままに約2ヶ月の入院生活で、心身ともに負担が掛かるのを目にし、さらには、およそ10年毎に必要となる再置換手術を思うと、私としては、年齢と足の痛みとの兼ね合い、家の事情等により手術への踏ん切りは付きませんでした。
数年前から、総合病院や人づてに聞いて行った病院での診察でも、手術することに賛否両論がありました。
私自身、今の年齢とおよそ10年後に必要となる再置換手術の事、手術への不安から躊躇せざるを得ませんでした。

でも病状は、どんどん悪化していきました。
痛みで目があき、寝られない日が続きました。
痛み止めの薬は副作用で胃がむかつき、とても決められたとおりには飲めません。
湿布を貼るとすぐに被れてしまいます。
そのうち立ち座りが困難になって、外出もおっくうになってきました。
これからこんなことを10年も続けるより、これから先の10年の方が自分にとって大事であると思い至り、手術を決心しました。
親戚や友達それに知り合いからいろんな情報を教えてもらいましたが、いずれも従来の方法による手術を行う病院で、決めかねていました。

ある日、主人がインターネットで、「こんな良い方法がある。」と、石部先生のホームページを見せてくれました。
傷は小さく、入院も短く、最新手術が行われ、それによって貯血も半分、感染症の心配もほとんど無い。
あまりにも違いがありすぎて、最初は半信半疑でしたが、患者さんの体験談も読んで、とにかく一度診察していただこうと、主人と一緒に病院を訪れたのです。

石部先生は、ホームページで見る写真のイメージそのままに、やさしく丁寧にそして詳しく病状の説明をされ、MISの手術が可能であるとおっしゃられました。
先生の言葉の端々に最新手術をマスターされた自信が溢れており、先生に任せると大丈夫と確信しました。

やっと、自分が納得して手術を受ける気持ちに行き着いたのでした。
その日のうちに、次の診察予約(貯血も)と、入院から手術そして退院までのスケジュール(約2週間)を決めていただきました。
入院後、看護士さんは患者本位の姿勢で親切、病室は清潔で、食事の希望も取り入れてもらえ、とても好感の持てる病院でした。

いざ手術となると不安感はありましたが、先生や看護士さんの暖かい励ましと、麻酔も下半身は注射で上半身は点滴でと、心身にやさしい対応で、心が落ち着きました。
眠っている間に手術は終わったのですが、何より私自信、主人も驚いたのは、翌日に歩行器で歩けたということでした。
姉の病院では術後1週間ぐらいから、車椅子の取り合いになっていたのです。従来の方法しか知らない私達には考えられないことでした。
すぐにリハビリも始まりましたが、とても親切丁寧に指導していただきました。
退院後も順調に回復し、痛みで眠れなかったのが嘘のようです。
まだ杖を放してはいけない時に、忘れて外出することもありました。
旅行が好きで、北海道へも若い時から何度か遊びに出かけていますが、これからも旅行気分を味わいながら、検診に行くのを楽しみにしています。

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