患者の声

※患者さまの写真につきましては、ご本人の了承を得て掲載しております。

竹村なおみ様からの声

平成18年5月19日...忘れられない日です。その日、私はライラックの咲き始めた札幌の大通公園を足取り軽く歩いていました。手術後、わずか9日目で退院!5月の札幌の空はさわやかに晴れ渡っていました。手術前歩くのがつらくて下ばかり向いていたことが嘘のようです。「やっぱりこの地に来てよかった。石部先生に出会えて幸運だった。」と心の底から思いました。

私が石部先生のことを知ったのは昨年秋のことでした。新聞に石部先生のMISの手術のことが載ったのです。そのころ私は、近くの病院で変形性関節症により手術と長期の入院が必要と言われ、悩んでいました。栃木から遠い北海道、諦めようかとも思ったのですが、石部先生にメールで病状などを御相談したところ、先生から誠意あふれるお返事をいただき、この先生に手術をお願いしたいという気持ちでいっぱいになりました。そして、1月に受診。5月10日手術と決まりました。

手術前はちょっぴり不安でしたが、石部先生の「大丈夫ですよ。よくなります。」という温かいお言葉と、4月に手術された患者さんの「絶対に大丈夫。だってあの石部先生が手術して下さるんだもん。」という励ましで、不思議なほどに不安が消えていきました。

手術はあっという間に終わりました。手術中、全く痛みが無く、手術当日の夜、腰の痛みが強かっただけで股関節の痛みはあまり感じませんでした。担当の看護師さんや夜間に来て下さる看護師さん達が大変親切で、痛みを訴えるとすぐに適切な対応をして下さったので、とても心強かったです。

また、びっくりしたのは、理学療法士の先生の技術です。一人一人に合わせた丁寧なリハビリのおかげで、術後一日目であっという間に杖をつきながらも自分の足で歩けるようになり、二日目には、なんと(ほんの短い距離ではありましたが)杖無しで歩くことができました。

入院期間中は、石部先生や看護師さんが何度も病室に来て下さり、痛みや動き、傷の様子などを細かくチェックして下さいましたし、薬剤師さんも薬の効き目や体調などを見に来て下さったので、安心でした。その上、同じ病気の方達と励まし合ったり相談し合ったり、雑談で盛り上がりすぎるほど盛り上がったり...の毎日で、入院の辛さをほとんど感じずに生活することができました。

石部先生のHPの「患者の声」を読んだ当初は正直「誰もがこんなに早く回復するのだろうか?」と心配になった時もありましたが、同室の皆さんが同じように早く回復していくのを見て、「安全で正確な医療のために細心の注意が払われているのだ」ということを実感しました。

今は「普通に歩ける」ということに大きな喜びを感じながら、自宅でリハビリをしています。悪かった方の足は、かなり筋力が衰えているのだそうです。先日、同室だった方と「せっかくこんなによくしていただいたんだもん。大切にしなきゃね。リハビリがんばろう!」と電話で約束し合いました。

石部先生、今後ますますお忙しくなられるかと思いますが、股関節の痛みに悩む大勢の人達のために、どうぞお体に気をつけて...さらなるご活躍をお祈りいたします。

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