患者の声

※患者さまの写真につきましては、ご本人の了承を得て掲載しております。

長尾早苗様からの声

私は54才。静岡県浜松市に住んでいます。
今年1月にMISで左脚、7月に右脚の手術をしました。
生まれつき股関節脱臼でギブスをはめ治療をしたようです。
一旦は直ったと思われたのですが、高校生の頃から長時間歩いたりすると時々痛みが出るようになりました。
検査したところ、変形性股関節症で、50才過ぎると悪くなるよと言われました。
特に治療することもなく、なるべく脚に負担をかけないように、太らない、思いものを持たない、登山などの運動はしないなど注意されました。
でも、当時は日常生活では痛みも無かったため、特に気をつけることもなく、自分が脚が悪いという意識もなく病院にも行かず過ごしていました。

50才になった頃から本当に徐々に痛みが強くなり、3年ほど前、30年ぶりくらいに病院に行ったところ、変形性股関節症の末期で、いずれ人工関節の手術をするしかないけれど、年齢的にまだ早いので、できるだけ大事に使って、少しでも手術の時期を遅らせるようにと言うことでした。
去年の初め頃からは、杖が無いと歩くことも辛くなり、手術を考え始めました。
ただ、2ヶ月近くの入院が必要とのことで、そんなに仕事を休むのは・・・とためらっていたところ、昨年夏、友人から「短期間の入院でできる新しい手術法っていうのがあるよ」と教えてもらったのが石部先生のホームページでした。

えっ、そんなのがあるの、としばらく毎日ホームページを見たり、札幌にいる友人に情報を聞いたりして、2週間で退院できるならと決心し、8月に病院に電話し、1ヶ月待ちで9月受診。
石部先生にお会いし、即、信頼できると思い、その場で手術の日を予約しました。
両脚とも状態としては同じくらいと言うことでしたので、特に痛みの強い左脚を先にすることにし、今年1月に手術しました。
手術前の数ヶ月は鎮痛剤と睡眠薬を飲まないと痛みで眠れないほどだったのが、夢だったように痛みがなくなり、こんなに楽になるなんて、あんなに我慢していたのはいったい何だったのだろうと思うほどでした。
札幌には何度も行っているし、友人もいるしと、一人で行き帰り、入退院しました。

もう片方は様子を見て、と言うことでしたが、痛みのない楽さを味わってしまったら、もうあんなに我慢してからはイヤと、すぐ次の手術の予約をしました。そして今年7月、右脚の手術をしました。
1回目で様子がわかっていたので、何の不安もなく受けることができました。
前回は1月だったので、雪道で滑るのが怖く、寒さもあり、退院まで病院の外には一歩も出られませんでしたが、2回目は7月だったので、術後5日目くらいからは院外に散歩に出たり、市電やタクシーで買い物や食事に出たりと、爽やかな札幌の夏を楽しみ、ホントに入院している病人なんだろうかという生活でした。

手術をするとなぜか脚が長くなり、私の場合、2回目の方が差を強く感じ、その違和感はまだあります。2ヶ月半が経ちましたが、前回に比べ、腫れもまだ残っています。でも後は日にち薬と思い、できるだけリハビリもしようと心がけています。つい怠け心が出てしまうのですが、朝起きた時ベッドの上での脚上げと、週2、3回のプール通いは続けています。

仕事で箏(こと)の演奏と教えることをしているため、教える方は今は椅子に腰掛けてやっていますが、演奏の本番では正座ということもあります。
人工関節にすると正座ができなくなるのではないかと言われ、心配したのですが何の問題もなくできます。石部先生からは日常的に正座の生活をするのでなければ大丈夫とおっしゃっていただきホッとしました。
舞台ではやはり見た目も大事。ちょっとしたコンサートではドレスやパンツで椅子での演奏がほとんどなので、颯爽と歩いて出たいと思っています。
もう一度そんな生活に戻れるようになったことに感謝!です。
病院でロビーコンサートなんかできたら良いなと思っているのですが・・。

写真は術後2ヶ月、9月末に母と東北旅行に行った時のものです。
白神山地散策、山寺立石寺の1000段以上もある石段も上りましたよ。
(手すりがついてて助かりましたが)
手術を迷っている方には、石部先生ならお任せして大丈夫!と太鼓判を押します。
看護師さん達も皆親切。リハビリの先生方も厳しくも楽しく元気にして下さいました。
たくさんの方にお世話になりました。ありがとうございました。

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