患者の声

※患者さまの写真につきましては、ご本人の了承を得て掲載しております。

濱雅子様からの声

平成18年の8月、12月
右、左、の順に石部先生に人工股関節にしていただきました。
私は生涯、この年のことは、忘れないでしょう。

それまで、手術を受ける、という考えは、
全く頭の中には無かった私でした。
それが、手術をしてもらおう、と思ったきっかけは、
いよいよ歩けない時、が出てきたからです。

発症(H10年)から、徐々に徐々に痛みは増してきていました。
歩き方も、恐らく随分、変わっていった様です。
自分ではまっすぐにしているつもりでも。

子どもがもっと成長したあとにいつかは、
手術を受ける日はくるのかもしれないな、と、
そんな漠然とした思いのみ、でした。

どんな形ででも動けていたので、どこか安易な面もあったのですが
平成18年に入り、痛みが未だかつて無い強烈なものに変わった事、
そのために歩行自体が困難、不可能な日が出てきた事、とで
初めて自分の中での限界を感じ手術の決心をしました。

数年前から、MISについての記事を目にするようになりました。
ずっと情報の収集だけはしていたある時、
石部先生のご活躍をまずは新聞で知り、
その後、先生のHPの閲覧はしていました。

北海道=遠い・・・

という印象がありました。
が、自分にとって、何が最善か、を、
どんどん追求していくうちに、
いつか距離のことはモンダイではなくなっていました。

思い切って診察の予約をして
7月に初診。

実際に石部先生にお会いし
不明な点も、こちらから遠慮なく聞く事が出来、また、
丁寧に答えてくださる真摯なお姿に、
今後、受ける事になる手術への不安感も一気に吹き飛び
全て、お任せできる。と直感、その場で翌月の手術の予約をとりました。

それ以後は、入院の日が来るのがなんと、待ち遠しかった事でしょうか、
思い浮かぶのは楽しみ、期待感、嬉しさだけ、でした。

その気持ちはずっと、手術の前日まで続き、
いよいよ右側の手術を受けたのは8月22日の事でした。

昨日までのあの独特な痛みが無いという、
何とも不思議な気持ちの中、リハビリは翌日から開始。
7センチの傷口は全く痛くないのに、筋肉痛は激しくて、
だけど、それだけ脚を動かせている証拠なんだな、と思うと、
それすら嬉しいものでした。

一ヵ月後検診で、反対側の左足の手術も
年内での予約を入れることが出来、
12月18日に、二度目の手術を受けました。

右側は標準型でしたが
左側は表面置換型で、お願いしました。

二度目は、
一度目でかなり色々な事を学習し、
生活面でもそれを実践してきているせいか、
退院後も、馴染むのが早かったような気がします。

現在、左足の手術から、二ヶ月が経過し、
術後検診も終えました。
経過も良好。
検診を終えると気分的にも随分、ホッとします。
筋トレは、もちろん今後も続行です。
殆ど両方ともに違和感がなくなってきています。

これで両方とも、終わったんだな、という実感が、日常の些細な場面で
ジワジワ湧いてきています。
例えば、買い物。私には特に大型スーパーは、もってのほかでした。
例えば、子どもの学校。階段、駐車場からの移動、行事、、、
等々・・・
何をするにも、常に歩数を考えながら全身に力を込めて歩いていたのが
それらが今では、信じられないほど、激変しました。
ああ、歩けているんだなあ~と、常に意識して今は歩いています。
歩く事。が、楽しいです。

家族の協力の元、
半年の間に、二度もの手術を受けさせてもらい、
今、こうして自力で立っていられることに
ありがとう。の気持ちでいっぱいです。
術前、を知っている知り合いも、とても喜んでくれましたし
この変化、回復ぶりには、一体どんな手術なんだろう?!と、
驚きも衝撃もかなり大きいです。

一年前のちょうど今頃、あの痛みの激変が有ったからこそ
今の、こうして変身できている私が居るような気がします。
そう思うと、あれも何かの信号だったのだから、感謝ですね^^

まさか、その半年後には本当に北海道で石部先生に手術をしてもらい、
一年後にこうして、メッセージ文を書いているなんていう自分の姿は、
全く想像もしていませんでした。。。

今回、私が入院した、帯広の開西病院の皆様方には、
大変、御世話になりました。
温かな環境の中、
夏、冬、共に快適な入院生活を送る事が出来ました。
ありがとうございました。

せっかくいただいた、
二つの生まれ変わった大事な足です。
これからも大切に使っていきたいものです。

*写真は、術後(二度目)一日目、初めて座った時のものです

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