患者の声

※患者さまの写真につきましては、ご本人の了承を得て掲載しております。

藤田吉尭(美和ごん)様からの声

私は子供の頃からスポーツ大好き少年であり、野球、テニス、登山、スキーを楽しみ、その他ミニバスケット、ママさんバレー、水泳など地域で指導してきました。今は62歳ですが、この10数年前から足腰が悪くなりいろいろな病院、整骨医などを訪れましたがどこの病院でも治りませんでした。
3年前ある国立病院で診察の結果「腰部脊柱間狭窄症」なので手術が必要と言われ1ヶ月入院し手術をしましたが、これも治りませんでした。

その後多くの整形外科を訪ね診察してもらったところ「変形性股関節症」と判明し、「人工股関節」にするしかないとのことでした。しかし人工股関節には寿命があり、少なくとも60歳までは待つようにと、どの先生にも言われました。

ここ数年は仕事の関係でタイや中国と海外での生活が多く不便も感じていたところ、中国からインターネットを通じて石部先生のHPにたどり着き、患者さんの声を全て読み、数人の方にメールを送り、体験談を聞かせていただき手術することを決断しました。

股関節は痛くなる一方で痛み止めの薬を飲みながら60歳を待ち、これ以上痛いのを我慢して生活するのは限界と感じたし、人間何時寿命が尽きるか判らないのに足が痛くて、やりたいことも出来ずに一生を終わるのはしゃくにさわるし、ここらで人工股関節置換手術をして老春を楽しむことにし、H18年7月石部先生に診察依頼のメールを送りました。(60歳)

H18年9月12日帯広開西病院での診察予約をし、それに合わせて長期出張先の中国から帰国できるように仕事の段取りをすませ、9月10日香港経由関西空港へ。大阪で一泊後山口の自宅にも帰らず、帯広へ向いました。
石部先生の診察を受けましたが、すぐにでも両足の手術をする状況であるとのことで、たまたま其の時痛かった左足を先にすることにしました。(両足同時に出来ないかとも相談したのですが、できれば片方ずつの方が良いとの先生のお話で片方にしました)
その時11月末の手術が最速とのことで即予約して病院を出る寸前で先生に呼び戻され「今10月23日の予定がキャンセルとなったのでこの日ではどうですか?」とのこと。
二つ返事でお願いしました。

その後手術までは日本での仕事にしてもらい、貯血をするため術日1週間前に帯広に出向きました。
手術2ケ月後には再度中国に出張で出かけられるほどに回復しましたし、その時香港から中国への入国審査の際、香港側に杖を忘れて中国に入国し慌てて香港に引き返してしまったほど杖も必要なくなっていました。
しかしその後なぜか未術の右足が急速に痛みだし、少し遅れての1ヶ月検診(H19年1月)で右足の手術を予約(10月17日)しましたが、手術までの日にちの長かったこと・・・・・今回はNTT東日本札幌病院での手術となりました。

事前の貯血はH19年9月27日にすることになりましたが9月14日から息子家族とオーロラを見に出かけていたアラスカから自宅の山口には帰らず成田から直接札幌へ向いました。(当然杖を使い、痛み止め薬を飲み、空港では車椅子のお世話になりながら・・・)

手術2日前(10月15日)に入院。前回(帯広開西病院)と今回(NTT東日本札幌病院)とは麻酔のしかたが違っていました。前回は硬膜外麻酔であったが今回は脊椎麻酔でした。
病室での肩への注射で眠ってしまい手術室でのやりとりは全然覚えていませんでした。
(前回は手術室で背中に注射するのや酸素マスクをしたのも覚えています)
また今回は背中に痛み止め剤を入れた袋もなく、点滴への痛み止め剤注入や座薬での痛み止めだけでしたので非常に楽でした。
術日の夜は眠れないと覚悟していましたが、座薬と精神安定剤?でぐっすり眠れました。

2度目の手術ということもあり、緊張することもなく、術後の経過はいたって順調でして両足の股関節の痛みはなく、歩く姿もほとんど肩の振れがなくなっていましたし、退院する前には札幌藻岩山への外出が出来たほどです。

現在62歳で術後3ヶ月が過ぎたところですが、仕事もすでにリタイアしていますので地域ボランティア活動と週4回のグラウンドゴルフでリハビリを兼ねて動き回っているところです。
これからは両足が健全になり老春が多いに楽しめることになりそうです。

今回手術を前に、なぜか石部先生の「患者の会」の一度もお話したことのない代表幹事さんから「患者の会」のHPを作り管理ようにとの依頼があり、素人で何もわからない私で出来るか心配でしたが自分の勉強と思いお引き受けしました。
この「患者の会」HPのおかげで入院中、一度もお会いしたことのない多くの皆さんにお見舞いに来ていただき、退屈することなく過ごすことが出来ました。
石部先生そして「患者の会」のみなさん本当にありがとうございました。

「患者の会」HPは http://www7b.biglobe.ne.jp/~kanzyanokai/index.html です。
これからも宜しくお願いします。

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