患者の声

※患者さまの写真につきましては、ご本人の了承を得て掲載しております。

後藤千恵子様からの声

股関節と膝の痛みに辛い日々を送っていた私が、石部基実先生のMIS人工股関節置換手術によって、両方の痛みが一度になくなり、退院二ヶ月後に職場復帰できた体験をお伝えします。

1 発症

私は4~5年前から右股関節に痛みを感じるようになり、その後、徐々に 痛みが増し、買い物に出る のも億劫になりました。でも、看護師をしていた私は職場では元気に振る舞っていたと思います。「好きな看護師を続けたい」 との思いがそうさせたのでしょうね。

2 辛かった日々

足の長さも3~4㎝ほど差がでてきて、真っ直ぐ歩けなくなりました。「なにくそっ、負けてなるものか」と、堅く丸めた綿花を短い方の足裏に付けて嵩上げしていました。自分では普通に歩いているつもりでも、人目にはわかるもので、「歩き方おかしいね」と言われるのも辛く、「もう限界かなー」と毎日が不安でした。家族の者は心配して早くから手術を勧めてくれていましたが、この頃はまだ石部先生を知りませんでしたので、私は、手術となれば長い療養になり、仕事を辞めなければならないので、「もう少し、もう少し」と思い、痛みに耐えていました。

3 石部先生との出会い

平成18年6月、夫がネットでNTT札幌病院の石部先生を探してくれ、私も夫も「この先生の所しかない」と思い、札幌行きを決断しました。 そして、平成18年7月に電話予約しましたが、9月の初診時に、石部先生が、貯血日、入院日、手術日、退院日と、先々の日程を、その場で決定して下さいました。このことは、患者にとっては先が見えて大変安心できましたし、飛行機やホテルが早めに予約できて助かりました。

気がかりだった手術・入院費用についても、健康保険がきくことや、大まかな費用も説明があり安心しました。

4 手術は短時間で終わる

私は手術室に入った時、石部先生のホームページで見た、宇宙服のような 手術着姿を是非見たいと思っていましたが、いつの間にか寝てしまい、気がつくと病室に戻っていました。手術は4~50分で終わったそうで、翌日からは歩行器や杖歩行の練習が始まりました。

前日までの股関節の痛みは全くなく、膝の痛みまでなくなっていました。 左右の足の長さも揃っていました。本当に嬉しかったですよ。リハビリは辛かったのですが、入院中に仲良くなった方たちと励まし合いながら、「自分のため」「家族のため」、「仕事復帰のため」に頑張りました。

5 退院と職場復帰

予定どおり2週間入院し、3月6日に退院できました。私の身体を心配してくれていた娘が病院まで迎えに来て、真っ直ぐ歩いている私の姿を見て泣いて喜んでくれたことは忘れることができません。杖は1ヶ月検診まで使っていました。そして、2ヶ月後の5月7日から看護師として職場復帰しました。復帰の早さに、入院中札幌までお見舞いに来て下さった職場の人達から、 「ホントに大丈夫?、信じられなーーい」と言われましたが、確かに自分でもこんなに早く職場復帰できたことが信じられませんでした。

その後の足の調子はよく、ついつい駆け出しそうになるほどで、階段の上り下りも全く苦になりません。1年近く経った今でも職場で私の手術が話題になり、「札幌まで行った甲斐があったね。」と言われます。
今の私があるのは、お世話になった石部先生や、入院前から復帰後の今日まで、何かにつけて私を支えて下さった職場の先生・同僚の方々、それに家族のお陰と思い、心から感謝しています。

6 近かった札幌

ところで、私は兵庫県南部在住ですが、自宅を出て4時間後には札幌のホテルについていました。つまり、札幌は遠いようで近かったのです。札幌行きのために、500円玉貯金をセッセと続け、旅行会社にネットや電話で、「札幌フリープラン」を2ヶ月位前に予約しましたので、旅費は安上がりだったと思います。(貯血日の札幌雪祭りの時は観光客が多いので少し高かったですが、早く予約していたので安心でしたし、雪祭りも初めて見物できま した。)

7 1年検診を終えて

つい先日、真駒内で開院された「石部クリニック」で1年検診を受けましたが、懐かしい石部先生から、「全く異常ないですよ」と優しい笑顔で言われ、安心しました。また、「筋力トレーニングしていますか。関節に負担が かかり過ぎないよう体重に気を付けて下さいね。」と言われ、「ドキッ」とし ました。今後は先生のご指導どおり、体重増加に注意します。そして、普通に歩けることの幸せに感謝しながら生活し、来年の札幌行きを楽しみにしています。(500円玉貯金はセッセと続けます)。

石部先生の手術によって、私は勿論、家族までが救われました。
電話予約から手術まで7ヶ月かかりましたが、痛みに耐えながら長期間待 つのは大変辛く、一日千秋の思いでした。
でも、石部先生を信頼し、「暗いトンネルの先には必ず明るい幸せが待っ ている」と信じ、安心して手術日を待ち続けたことが、今の幸せに繋がっていると思います。そして今、普通に歩けることの幸せをかみしめています。

※ 写真は、私が職場で働いているようすを先生が撮影して下さいました。   もう一枚は、1年検診で、札幌のホテルで撮ったものです。


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