患者の声

※患者さまの写真につきましては、ご本人の了承を得て掲載しております。

田尻陽子様からの声

5月14日、両脚同時の人工股関節置換術をしていただき、早3ヶ月が過ぎました。

元気がトレードマークだった私の脚に痛みが出たのは、7年前です。
地元の病院で診察をうけたところ、変形性股関節症の末期であるとの診断でした。
但し、人工股関節置換の手術を受けるにはまだ若すぎると言われ、また、手術するとしても両脚だと2~3ヶ月の入院が必要とのことで、どうしても手術に踏み切ることができませんでした。

その後、痛みは年々増していき、股関節をまっすぐ伸ばすことができないせいで、お尻が後ろに突き出したような姿勢になってしまっていました。
痛みのない日はなく、明日は歩けなくなるんじゃないだろうか・・・という不安に慄く毎日でした。

石部先生に初めてお会いしたのは、テレビの画面でした。
その日のうちに、先生にメールを差し上げたところ、翌朝にはお返事をいただき、そのときの感動は今でも忘れません。

この先生だったら、きっと助けてくださる!
漠然と・・・ でも確信を持って、前に進む決意を固めました。

私の住む宮崎県から見れば、札幌は遥か北の果てにも思われましたが、家族が全面的に応援してくれたのも幸いし、昨年の7月に、石部先生の診察を受けるに至りました。

初対面の石部先生は、想像通りのお人柄で、優しい笑顔で私を迎えてくださいました。

先生の、「両脚一緒にしますか?」のお言葉にも、全く躊躇も不安もなく、「ハイ!」と即答したのを覚えてます。
診察が終わる頃には、心の曇りが一気に晴れたような思いで、空港に向かう途中、寄り道して見たラベンダーの花が、これまで見たどんな花より綺麗に見えたものです。

術前に、2度の貯血を経て、手術前日夫に付き添われ入院しました。
術後は、出血があり、貧血がひどく、リハビリも出遅れました。
どっちを向いても、傷が痛み、眠れない夜もありました。

でも、初めて立った術後3日目。
両脚の長さが揃い、お尻も引っ込み、身長が高くなったのを即実感でき感動!
両脚が開き、足先は外股になっていたのにも、また感動!でした。

その先に、たくさんの希望が見えていた私には、筋肉痛も傷の痛みも微々たることに思え、術後一度も痛み止めを使うことなく退院を迎えました。

一度は諦めかけた人生でした。
でも、今は、そんな辛かった日々さえ忘れそうな程の幸せな毎日です。

身長も伸びて、お尻も引っ込み、姿勢も良くなり、おしゃれを楽しむこともできるようになりました。
今は、短い距離は杖なしで歩けます。
長い距離でも、杖があればどこまででも歩け、今のところ、歩きすぎて足が痛い...という思いはしたことがありません。

石部先生には、心から感謝の気持ちでいっぱいです。
言葉が適切かどうか分かりませんが、
「先生に立派にしていただいたこの脚を、活かすも殺すも自分次第!」
常に、自分にそう言い聞かせて、トレーニングに頑張る毎日です。

石部先生はじめ、関係者の皆様には、感謝の言葉は言い尽くせません。
本当にありがとうございました。

そして、この先、私のように股関節の痛みに苦しまれてる方々が、一人でも多く救われますように、心から願っております。

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