患者の声

※患者さまの写真につきましては、ご本人の了承を得て掲載しております。

川野 紅美様からの声

2009年3月7日

はじめに
お世話になった石部基実クリニック、及び小笠原クリニック札幌病院のスタッフのみなさまに心から感謝しお礼を申しあげます。

2008年11月14日 55歳で人工関節置換術を受けました。
この日、私はもう一つ誕生日をいただきました。 

52歳の時

「治療は人工股関節手術しかありませんね。 しかし60歳までなんとか持たせなさい。 それには筋肉トレーニングをして股関節に負担をかけないようにしてください。」 地元の医師からそう言われた時、私は子供の頃受けた股関節手術を思い出していました。 あんなつらい思いはもうしたくない。 先生の言う通りに筋トレをしてなんとか手術をせずに済めばと思っていました。 私の思いとは逆に足の痛みはひどくなり、どこに行くにも歩く距離を考えるようになっていました。 

インターネットで人工股関節のことを調べ始めると、石部先生のHPにたどり着き、そこでMISという手術があることを知りました。 これなら私も耐えられるかも? もう一度手術を受けてみようかと心が動き始めていました。
しかし石部先生は北海道、私は九州の大分県。 誰も知り合いのいない所での入院は不安がいっぱいでした。 そんな私の背中を押してくれたのは職場の仲間と石部先生のHP「患者の声」でした。 「患者の会」でも皆の喜びの声と病院生活での助言のおかげで不安が日に日に薄れて来ていました。
  2007年8月に診察を電話で申し込み、2008年1月に初診を受けるため主人と初めての北海道へ。 先生はTVで観た通りにこやかに迎えてくださいました。 
心配していたMIS手術を私にも施術できると聞き、やっぱり来てよかったと喜んだものの、10ヶ月待ち・・・長いなあ~  
主人は、待つしかないね、ゆっくり準備ができるから大丈夫だよ。と

2008年10月30日 貯血   2度目の北海道 一人旅

2008年11月12日 入院、  そして14日手術

前日一人で大分を出発し、アパリゾート札幌に宿泊。 12日の朝、真駒内駅から同日入院のTさんと迎えの車で小笠原クリニック札幌病院へ。
病院では入院治療計画通りにてきぱきと手術の準備が進められ、あっという間に手術日をむかえましたが、不思議と不安はありませんでした。 それは入院していた足友の先輩たちを目の前で見たからでしょう。 約2週間の入院生活で前を行く先輩たちが手本となり、一日一日股関節が回復している手ごたえを感じました。 
驚くほど楽しい入院期間でした。

2008年11月25日 退院

5日ほど前に大雪(私にとっては)が降り、その雪がまだ残っていたのでちょっと心配でしたが迎えに来た主人と共にお世話になった病院を後にしました。 病院から乗ったタクシーの運転手さんも人工股関節置換術を受けた方でしたので、車の乗り降りを親切に教えてくれました。 
帰りの長旅にはさすがに疲れましたが、千歳空港、飛行機の中、福岡空港では空港スタッフの方のサポートでスムーズに帰路に着くことができました。 
  退院をしてからの心配は脱臼・感染症・血栓 もしなったら・・・!
手術後3ヶ月を目前にした頃、思い切って自宅近くの病院を受診し、もしもの時に診ていただけるようお願いしましたところ、快く了承していただき、ほっと致しました。

2009年3月現在 (もうすぐ術後4ヶ月)

今はまだ階段をトントンと上がり降りはできません、傷あたりの違和感もあります、しかし痛みもなく、歩き方がきれいになったことがうれしくて・・・感無量です。
  
私ごとですが手術を受ける決心をしたことで思ってもいなかった出会いがありました。 それは偶然の出来事で、43年ぶりに友人と再会したことです。 石部先生との出会いが小学校時代の友人との距離を飛び越えさせてくれたのです。 入院している間も見舞ってくれとても心強かったです。 年一度の検診が楽しみになりました。 
石部先生に頂いた大事な足です。いつまでも大切にします。 
私自身が生まれ変わった気分です。 本当にありがとうございました。  

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