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 〜 その12:入院および手術・リハビリ (左足編)〜

★入院  2008年4月21日(月)
★手術     4月22日(火)
★退院     5月4日(日)
★入院病院   小笠原クリニック札幌病院
★手術時年齢   59歳
 この体験記は、手術後4ヶ月たってから書き始めました。
  メモはとっていたのですが、2回目でもあり、また、日にちもたっていて、あまり
  詳しくないと思います。

  手術病院が前回(右足)はNTT東日本札幌病院でした。
  併せてお読みいただけたら幸いです。

【入院および手術・リハビリ 】
右足を手術してから1年11ヶ月、痛みの出てきた左足手術のため、
2008年4月20日(入院日前日)、関西空港より新千歳空港へ飛び立ちました。
前日は、アパホテル泊。

<4月21日(月)  入院。>
「10時半までに入院してください。」と言われていたので、ホテルよりタクシーで、
ゆとりを持って9時半に病院着。
(タクシーは、アパホテル前に止まっています。無ければ、受付で呼んでくれます。)

個室をお願いしていたのですが、満室とのことで、6人部屋に4人。
(個室は空き次第連絡しますとのことでしたが、結局、最後まで、この部屋でお世話になりました。)
同じ日に手術される愛知県のKさんと同室に。

入院時のオリエンテーリング、採血、理学療法士・麻酔医の方からの説明、先生の回診等で、1日が過ぎました。

手術後に履く弾力ストッキングを、病院の隣の薬局で購入。(2100円)

昼食、夕食は食べることが出来ました。(明日は絶食!)

9時消灯。先生の許可を得て、いつもより1錠多く眠剤を飲んで寝ました。

病院は違いますが、前回の右足の手術経験があるので、気持ち的にも余裕がありました。

<4月22日(火)  手術日>
手術はKさんが1番、私は2番でした。(この日は二人)
朝6時15分  血圧測定
  7時     浣腸
         点滴( 「ソリュ−ゲンF注」500ml と書いてありました。)
  9時     石部先生回診
         (名前と手術足を聞かれ、左足に印を付けられました。)
11時35分  手術室へ
         (今回は、このあたりから記憶がありません。)
13時15分  帰室(後でお聞きすると、正味の手術時間は57分とのことでし
             た。)

この日の夜は、足が痛かったのかどうか・・・今では思い出せません。
きっと、前回より、楽だったのでしょう。

笑い話です。

手術が終わり、4時半頃、意識がしっかりしてきました。

「あれ、今回、先生の術後の説明遅いなあ!!!
前回は、この時刻頃には、レントゲン写真を持ってきて、手術の様子をお話くださったのに???」
と言うと、

同室のNさん(同じ股関節手術をされていて、1週間後に退院予定だった方)が、

「先生はもう来られたよ。写真も見せてくれていたよ。
おたまさん、「はい、はい・・」って、はっきり返事していたよ。」 ですって。

私、全然覚えていません。
麻酔がまだ覚めきっていなかったのです。
麻酔が覚めていなくても、返事をしていたなんて!

同室の方達に大笑いされてしまいました。

<4月22日(火)      術後1日目>
手術をした日の夜、今思えば、あまりしんどくなかった。(前に書きましたね。)

というのも、前回(初めての右足手術)の時は、腰が痛かった、腰がしんどかった!何しろ、ズ〜ッと上向きで寝ているので、腰に負担がくる。横向きに寝たいけれど、一人では横を向けない。その度にナースコール。
(看護師さんもお忙しいのに・・・恐縮!)

で、今回は秘密兵器を持参した。
これはお勧めですよ、何せ、100均(ダイソーで買いました。)で売っている
「キッズクッション」(平たく言うと、子供用空気枕)

空気は4分の1入れる。
それを、腰に当てて寝る。
ただそれだけ。

手術前、看護師さんに、「手術から病室に帰ったら、この空気枕を腰に当ててください。」とお願いしておきました。
(こうしておくと、上向きに寝ている時間が長くて、腰も楽でした。試してみてください。)

別に、バスタオルをたたんで敷いてもよい。
手術までに、何がいいか、一度家で試しておくとよいでしょう。
高さや、当てる場所も試しておくことをお勧めします。

さて、術後1日目
リハビリ担当の理学療法士(PT)の朝田さんと初めて対面。
背の高い、大きな体の優しそうな男性です。


朝田先生が私のリハビリ担当になったのは、石部先生の大きなもくろみ(?)があったらしい。
でも、そのご期待には添うことが出来ず、先生に期待はずれさせてしまった。
(先生、ごめんなさい。)
事情を知りたい方は、石部先生のHPのブログをどうぞ!
http://blog.livedoor.jp/ishibe/archives/2008-04.html

ちなみに、朝田PTさんは、前川清さんのリハビリで、テレビでお目にかかれましたよ。
石部先生回診。(朝の回診は、手術開始前なので早い。)
手術時、麻酔のため入れていた背中の管を抜く。
(前回の手術の時は、麻酔方法が違い、背中の管はなかったので、
手術前から、「背中の管、気にならないかなあ・・・」と心配していたが、
全然、気にならなかった。)

また、「傷口、綺麗ですよ。」と先生のお墨付き。一安心。

抗生物質の点滴、弾力ストッキング、足の機械によるマッサージ(血栓予防のため)痛み止めの座薬、尿管も抜く。

体温、11時半時点で、37、9度

12時半、リハビリ 歩行器でトイレの練習。
これが私にとって、今回の入院中、一番の苦痛でした。

女子用のトイレは2階に3箇所ある。
一番手前のトイレ(便器の高さは一番低い)は手すりがないので(2008年4月現在)一番奥の、手すりのあるトイレへ案内される。ここは、便器の高さも高いので、座るのは大変楽。

ところが高さが高いということは、座ったとき、足が床につかないという問題が出てきた。(私は背が低いので、床に足がつかないだけで、ふつうの身長の方は大丈夫だと思いますが・・・)

足が付かないと、必然的に座った時、上半身の体重を臀部で支えることになる。

術後は臀部の中が痛い。
臀部を浮かせようとして、手すりを持つ。
そうすると、トイレットペーパーを切ることが出来ない。
(片手でトイレットペーパーを切るのは、至難の業)

※ 参考までに、片手でも紙が切れる、トイレットペーパーホルダーがあります。
  退院後、家の近くのスーパーマーケットの障害者用トイレで発見。
  「あ〜あ、あの時、このホルダーだったらよかったのに・・」と強烈に思いました。

臀部は痛いし、トイレットペーパーは取れないし、「看護師さ〜ん、助けて!!!」と、よほど呼ぼうと思うほどの、悪戦苦闘でした。

後日1ヶ月検診の時、石部先生にこのことをお話しして、私には、一番手前のトイレが一番使いやすかった旨、お話ししました。
(でも、片手で紙が切れるトイレットペーパーホルダーの話は忘れました。)

便器の高さは、その人の身長によって、使いやすさがありますね。

術後1日目は、トイレで悪戦苦闘、汗がたら〜りの1日でした。

<4月24日(木)      術後2日目>
8時半、石部先生回診。
この日より、リハビリ室でのリハビリ開始。
朝田PTが、病室に迎えに来、帰りも送ってくださる。

1本杖で、病院の階段の上り下りの練習も。
朝田PTに私の回復状態を聞いたら、「5段階の4かな。」とのことで安心。
リハビリ室に行く廊下の外に、タンポポ、ツクシが咲いていた。
(やはり北海道、春が遅くやって来る。)



この日の昼食からディルームで皆さんと一緒に食事をいただく。

初シャワー、洗髪して、さっぱり。
お風呂は1階にあり、広くて、一度に3人はいることが出来る。
最初は看護師さんが付き添ってくれ、使い方や動作で気をつけることなどを指導してくれる。

お風呂用具を持って行くのに、両手が使えるように、濡れてもいい、リュックサックのように、背中に背負えるような入れ物が便利。
(旧掲示板でtoshikoさんが、写真を載せてくれていたのを参照してくださいね。)

また初洗濯。
ランドリーも1階にある。
洗濯機・乾燥機を使用するのに100円玉が必要なので、用意しておくとよい。
また、1回ずつ使えるように洗剤の用意も。

術後の足の状態は、つっぱり感はあるものの、痛みが前回よりも楽で、
この日の夜、一人で術足を下にして眠ることが出来た。
(ただし、翌日先生にその旨したら、「まだ早すぎ!」と優しくたしなめられた。)






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