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〜 その9:一年検診に向けて 〜
【8月24日(木)】
術後97日目の3ヶ月検診で車の運転の許可をいただいて、嬉しさ一杯で大阪に帰ってきました。

早速取り外していた車のバッテリーを車屋さんに頼んで取り付けてもらいました。
(帰って来たその日にすぐ来てくれたので、助かりましたが、3ヶ月以上車を放りっぱなしにしていたので車もほこりだらけ。洗車をしたら、疲れてのびてしまいました。)

【8月28日(月)から31日(木)まで】
自分へのご褒美に、前々から計画していた沖縄石垣島のクラブメッドバカンス村へ癒し旅行に行きました。
シュノーケリングを心ゆくまで楽しみ、青く澄み切った南の海、白や青や緑の珊瑚礁、色とりどりの可愛い熱帯魚に心癒されました。

【9月2日(土) 初めて車の運転に挑戦。】
家の前のショッピングセンターまでわずか3分のドライブの緊張したこと。

車の運転は石部先生から「運転は10分くらいから慣らして行きなさい。」と言われましたが、最初は3分でも大変でした。

術足の臀部が痛いし、違和感がなかなか取れませんでした。
徐々に運転は慣らし運転をしながら、職場へも9月半ばから車通勤復活。
10月から、仕事にも車を使えるようになりました。

今後は筋力トレーニングが大きな課題です。
石部先生の「筋トレ50回」を目標に、時々忘れながら、でも、1年検診で悪くなっていないように頑張っています。
(これはこの時点のことです)
私の場合は、右足が末期で、痛みが激しくなってきたので、今回の手術に踏み切りました。左足は、ただいま進行期です。
筋トレをしていても、右の術足の方が錘を軽々持ち上げます。
今後は左足を、いかに長く持たせるかを目標に、頑張っていきたいと思います。
右足の痛みがなくなってくると、今度は、未術足の左の痛みが少しずつ出てきているように感じます。
今までは右足の方が痛いので、左足の痛みを感じなかったのでしょうね。

人間の体って、本当に不思議ですね。いくつか痛みがあっても、一番痛い痛みが強く感じるのですね。

【10月6日(術後140日目)】
長々と体験記を読んでいただき有り難うございました。

右足を手術して今感じることは、
1.末期の右足、人工股関節の置換手術によって、術前の痛みは無くなったこと。

2.大阪在住で、遠くの札幌で手術をしましたが、交通の便がよかったので
遠くの入院も可能だったこと。

3.一人暮らしで家族がいなかったけれども、病院は完全看護で心配がなかったこと。

(但し、退院後の帰宅は、飛行機等、車いすの手配があればもっと楽だったこと。)

4.更年期障害が終了期になっていたので手術に踏み切りましたが、自分で思う以上に手術は大きなストレスであったこと。
(落ち着いていた自律神経の乱れが少し出てきました。もし、更年期まっただ中の方は、落ち着いてからの方がいいかもしれないと思います。)

5.新しくいただいた股関節は、単に痛みをとってくれただけではなく、生活の質を高めてくれたこと。

6.インターネットのお陰で、いろいろな情報を手に入れることが出来、安心して手術に臨めたこと。
又、インターネットを通じて、大勢の方と知り合い、励まされ、心強く思ったこと。
(文明の発達に感謝!)

7.そして、痛みのない足が、こんなに幸せだとは!!!
(25年間忘れていました)

2006年 10月7日 おたま


この体験記は、他のHPに投稿したものを手直ししました。
少しでも患者会の皆さんのお役に立てれば幸いです。

2007年の7月12日、1年検診です。
2月に右の術足を低温やけどしてしまい、まだ治っていません、5月の初めには、痒いのを掻きすぎて、足が腫れてしまい、菌が股関節に回らないかとても心配しました。それをいいことに、筋トレは大怠けしています。
足は今のところ、快調です。手術前の痛みも忘れてしまっています。






次は 〜その10:1年検診を受けるまで/1年検診〜